化学部
普段、理科の授業でできないようなものから誰でもできる簡単なものまで、様々な実験をしています。
最初に紹介するのは、青銅鏡作りです。スズ(錫)を蒸発皿に入れてガスバーナーを手に持って(少し掟破りです)溶かし、銅板を1枚ずつ入れて溶けたらまた1枚という具合に溶かしていきます。
中学生が主体の化学部ではこの集中力のいる作業が体力的にも苦痛でしたが、だんだんと赤みを帯びた銀色に輝くようになると、ゴールは近いなと、嬉しくなりました。これを冷やせば一応出来上がりですが、実際にはこの状態ではただの黒い金属です。鏡にするには約1ヶ月かけてヤスリ、サンドペーパー、金属みがきと段階を経てようやく鏡になるのです。青銅鏡といっても、決して青くはありません。ただ、こうして作った鏡も時が経てば曇ってしまうので時々布でみがいておきます。
つぎは、線香花火作りです。こちらは薬品を混ぜ合わせるだけでできるので、すぐに完成しますが、こちらの難点は、火薬を紙に均一に包んでいく作業がとても難しいのです。固まってしまうと、一気に燃えてしまいます。また、ゆるく巻けば、火薬が落ちてしまいますし、きつく巻くと、火が途中で消えてしまいます。うまくパチパチと火花が出たときはとても嬉しくなります。
藤嶺祭ではもう恒例になりましたカルメ焼き作りと、スライム作りを行なっています。特にスライムの方は、あっという間に当初見込んだ分を使い果たしてしまいました。毎年無料で体験してもらうのですが、今度の藤嶺祭には充分な量を提供したいと思います。
このような活動をしている化学部ですが、今年からは、新たなお試みにチャレンジしようと思います。実験好きの中学生や高校生はぜひ化学部で一緒に活動しませんか。
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