無線部
電波は、宇宙や外国などどこにでも飛んでいってしまうので、どこの国の誰が電波を出しているか分かるように、免許を受けた無線局には、コールサインと呼ばれる符号が割り当てられます。
藤嶺のコールサインは、JA1YDI(ジェイエイワンワイディーアイ)といいます。
部活に入るのは、藤嶺の生徒なら誰でも出来ますが、総務省免許の社団局JA1YDIの構成員になるためには、無線従事者免許証が必要です。そのため、入部と同時に免許を取るための勉強をします。試験などの日程がぶつからなければ、1学期のうちに国家試験を受験して、無線の免許を取得します。
無線の楽しみは、本当にたくさんありますが、クラブとしての活動は、大きく分けて2つあり、その一つがコンテストと呼ばれる無線競技です。どれだけたくさんの局と、またどれだけ多くの地方や国と交信できるかを競います。高校生部門があるコンテストはほとんどありませんので、ベテランの大人や大学クラブに混じって戦うためなかなかハードです。コンテストは、土曜の晩から24時間というものが多く、学校の合宿所や、高地に移動しての活動がほとんどです。
もうひとつは、受信機を使って隠してある送信機を探す免許がなくても出来るARDF(Amateur Radio Direction Finding)と呼ばれる無線探査競技です。
4キロ四方の山野に隠した5つの送信機が、1分おきに次々に送信をするので、それらを発見して2時間以内にゴールしなくてはなりません。こちらは高校生部門があるものが多く、県大会、全国大会と進出すると、招待選手として国際大会に出る学校もあります。
また、冬場のオフシーズンには、電子工作をしてハンダごてでやけどをしながら電子機器を作ったり、6月に行われる藤嶺祭でチャリティ輪投げをして毎年7,000円ほどをユニセフに寄付などもしています。他校との合同合宿・運用などの交流も盛んで、入部前に思っていたより活発に楽しく活動をしています。
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