本日の5・6限目に2018年の開校記念行事として、落語家立川らく次さんの講演会が行われました。
立川らく次さんは本校を1995年に卒業された後、美術を学ぶため大学に進学。同時に入りたかった落語研究会に所属すると、以前から好きだった落語の面白さにどっぷりとハマり、現在テレビなどで活躍されている立川志らくさんの門を叩きました。
2013年から帝京平成大学で学生に落語文化を講義、2015年・16年にはニューヨークで英語落語を公演し、2017年に真打に昇進。活動の場を多岐に広げながら活躍されています。
今回は「落語の想像力と創造力~おもしろくも豊かな落語の世界~」という題で90分間、笑いの渦に巻き込んでくださいました。
まずはご自身の学生時代の話をマクラに、お世話になった先生方や美術部時代の思い出を笑い交じりに軽快に語って下さいました。しっかりと場を温めると、『落語とはどういうものなのか』について講義。
「みんな(お客様)に参加してもらわないと成立しない」
「ト書きなどはなく、会話だけで進むもの」
など、生徒にも分かりやすく噛み砕いてお話してくださると、早速一席目の『看板のピン』へ。博打好きのダメ男が親分のやり方を真似するが失敗してしまう話ですが、見事な人物の演じ分けとテンポの良い噺に生徒たちは一気に引き込まれ、思わず大きな声で笑ってしまう生徒が続出。その後、ご自身が落語家の道を進まれた経緯や、ニューヨークでの公演の話、そして「落語はライブ、音だけで3D・4Dの世界を作れる芸能」と落語の面白さについてお話ししてくださり、たいへん興味深い内容に生徒たちの目も輝いていました。
二席目は『勘定板』。田舎から上京してきた男が宿に泊まることになるが、「勘定=トイレ」という田舎の方言を番頭が勘違いしたことから始まる食い違いに、生徒たちは大爆笑。その後は本校生徒を壇上に上げての軽妙なやり取りや、質疑応答にも必ず笑いを挟みながら丁寧に答えてくださり、非常に有意義な体験となりました。
立川らく次先輩、ありがとうございました。
藤嶺藤沢 とうれいふじさわ tohrei-fujisawa 開校記念行事
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