(前回からの続きです。)
予選落ちだったはずの東京女子大学英語会主催の弁論大会に、周りからの後押しもあって出場することになりました。原稿審査では予選を通過できなかったスピーチでしたので、結果が期待されるはずがありません。スピーチのテーマは「恋愛論」だったと記憶しています。女子大でのスピーチのテーマとしてはタブーだったと思っています。結果を意識せずに、聴衆を楽しませるレベルの弁論でした。ところが、予想に反して結果は準優勝。同じサークルの仲間たちも唖然としていました。この経験を通して、同じことを他人に伝えるための「伝え方」、すなわち「プレゼンテーション力」の大切さを学ばせてもらいました。私にとっては、自分の人間性を変えてしまうほど大きな出来事でした。
この時から、他人を楽しませることに生き甲斐を感じ、目立ちたがり屋の性格に変わっていきました。大学2年生の時です。私の持ち歌である「Yesterday」の替え歌が誕生したのもこの時でした。それから、40年間歌い続けているあの名曲を、今でも授業中に披露しています。
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