以下の文は先日ある大手新聞の1面コラムに載った文章です。
[あるクイズ番組で、ガッツ石松さんにこんな問題が出た。「太陽はどこから出るでしょう?」。ガッツさんは間髪入れず答えた。「右!」◆放送作家の高田文夫さんがエッセーに書き留めている。この出来事を深夜のラジオ番組で取り上げたところ、ガッツさんのタレントとしての人気に火が付いたという。昭和のテレビが生んだジャンルのなかで、時代が移っても陰りがないのがクイズ番組である◆次々に現れる新番組と選手交代というわけだろうか。「パネルクイズ アタック25」(朝日放送)が今秋で終了すると発表された◆俳優の児玉清さんの司会で、1975年に放送を開始した視聴者参加型の長寿番組である。日曜日の午後、児玉さんの柔らかな語り口で進行する番組に休日のゆったりした時間を預けた方は多かろう。10年前の5月に児玉さんが亡くなったとき、本紙歌壇に次の作品が載った。<「アタック」という声耳に残りおり青葉の季節に散りゆきし人>◆教養あり、笑いあり。高田さんによると、真偽は不明ながらクイズ番組のガッツ伝説に傑作がある。「亀を英語で何と言う?」「スッポン!」]
上の文章は「パネルクイズアタック25終了」が主旨ですが、それとは違うことで私の心には高校時代の思い出の一つが甦りました。コラム中の「ラジオ番組」とは「ビートたけしのオールナイトニッポン」なのです。当時、ニッポン放送で毎週木曜深夜(正確には金曜午前1:00~3:00)の放送でした。私の仲間内では金曜朝に「昨日聴いた?」が合い言葉……私はラジカセでタイマー録音して翌日聴く派でしたが…。ビートたけしの爆笑トークと「ガッツ石松コーナー」「村田英雄コーナー」などのコーナー(他にここでは書けないようなものも…)があり、当時の(男子)高校生にとって至福の時間と言ってよいものでした。YouTubeで検索すると何本か当時のラジオ録音音声をアップしているものが見つかります。興味があったら聴いてみて下さい…ただし、教育上好ましくない内容も入っているかもしれません。
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