鎌倉薪能
10月11日より藤嶺藤沢は「平常」の学校生活にもどりました。現在は生徒の皆さんが新型コロナウイルスのワクチン接種を代わる代わる受けている状況です。このまま11月も落ち着いた学校生活になることを願っています。
さて、私が住む鎌倉では、10月に大きな行事が行われます。それは「鎌倉薪能」です。「薪能」とは、野外に臨時に設置された能舞台の周囲にかがり火を焚いて、その中で特に選ばれた演目を演じる能楽のことであり、起源は平安時代中期にまで遡り、奈良の興福寺で催されたものが最初だということです。鎌倉薪能は、今年で63回目であり、奈良や京都の薪能に次ぐ歴史と伝統を誇っています。鎌倉薪能は、通常10月初旬の金曜・土曜の2日間、鎌倉宮(大塔宮)境内に能舞台と客席を設置して、松明が焚かれる中で行われます。そして、現在の鎌倉薪能「総合プロデューサー」は、本校卒業生である金春流シテ方能楽師山井綱雄氏なのです!したがって、通常開催であれば、山井氏が冒頭の挨拶をして、また、プログラムの中でも舞いを披露することが常となっています。残念ながら、昨年と今年は、コロナ禍により「オンライン無料配信」という形式による開催です。Youtubeでの映像配信日は11月12日(金)よりとなっています。興味のある方は、是非ご覧下さい。
参考
①鎌倉市観光協会公式HP「第63回鎌倉薪能の開催について」
「第63回鎌倉薪能の開催について」はこちらをクリック
②タウンニュース鎌倉版:2018年9月21日号
「鎌倉薪能 金春流宗家が市長を訪問」
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