藤嶺学園藤沢中・高等学校 blog archive

中学教頭ブログ(1/8)

藤嶺広報 2022-01-08

 新年あけましておめでとうございます。2022年も「教頭ブログ」を継続してまいります。よろしくお願いいたします。

 初詣はお済でしょうか?私は例年、川崎大師に出かけますが、昨年と今年は自粛することにしました。もちろん、遊行寺への参詣は欠かしませんが、今年も遊行寺坂での箱根駅伝応援が自粛となり、三が日を外してのお参りをさせていただきました。お参りの際にはお賽銭を投じて願い事をするのが常ですが、「お賽銭」とは本来は祈願成就したお礼参りのしるしとして神仏に差し上げるお金とされていたそうです。

 みなさんはお賽銭の金額はいくらにするか決めていますか?ご縁があるようにという語呂合わせで「5円玉」や「50円玉」を絡める人が多いようです。逆に、「500円玉」はこれ以上高い硬貨(効果)は無いということで敬遠されるそうです。お賽銭というと「硬貨」というイメージがありますね。私もこれまでの人生の中で、「紙幣」を賽銭箱に投じた経験はありません。過去の参詣では二重にご縁がありますようにという気持ちを込めて「25円」にすることが多かったと思います。今年は「105円」にしました。あまり深い意味はありませんが、500円硬貨を避けると次に大きな金額は100円玉になるからです。

 ご存じの方も多いと思いますが、高校教頭の林先生は鎌倉市西御門にある来迎寺の住職でもあります。林先生曰く、「お賽銭は多ければ多いほど良い」そうです。「お賽銭」の本来の意味を考えれば当然ですね。要するに「お布施」の心得に準ずるものであるべきだからです。

 私が学校を引退する際は、感謝の気持ちを込めて遊行寺の賽銭箱に「硬貨」ではなく「紙幣」を投じたいと思います。一万円札が入ることは間違いありません。自分が藤嶺学園で長年にわたって教鞭を執れたのは、遊行寺のおかげなのですから。