KDDIの通信障害は友達の少ない私には全く影響がありませんでした。皆さんはいかがでしたでしょうか。公衆電話の重要性を再認識した3日間となりました。若者たちは公衆電話の使い方が分からずに困惑したという事実も明らかになりました。
通信手段の発達により、手紙を書く習慣が無くなりつつあります。自筆で相手に手紙を出す機会は減り続けています。キーボードを打ちながら文字を選択する習慣が染みついてしまったように思います。
「文通」という言葉は最近でも使われているようですが、SNSを利用した「メル友」が主流となっています。高校時代にフランス人の女子高生と英語を使って「文通」していたことを今でも鮮明に覚えています。英語を母語としない学生同士の「文通」が流行っていました。文通相手は友達からの紹介でした。相手からの手紙を待つドキドキ感は何とも言えませんでした。
苦い思い出をお話しします。何回か手紙をやりとりしていると相手がどんな人物なのか知りたくなるのが人間の性です。名前はナタリーさんでした。特に容姿が気になります。そこで、自分の写真を送らないと失礼になると思い込み、自分から手紙に写真を同封して送ってみました。その後、相手からの手紙が届くことはありませんでした。人生最大のショックな出来事でした。忘れることはできません。
本校では、中学校創立時から「生活ノート」に取り組んでいます。毎日の生活の振り返りを自分の字で書かせています。クラス担任との交換日記と言っても良いでしょう。SNSによる情報伝達も欠かせませんが、自筆で文章を書く習慣も大切にしたいと思っています。これからも「生活ノート」は続けていきます。
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