藤嶺学園藤沢中・高等学校 blog archive

中学教頭ブログ(10/17)

藤嶺広報 2022-11-17

 KFCのチキンは1年に1度程度は食べますが、たまに食べるととても美味しくいただけます。KFCの「サンド商品」の名称が「バーガー」に変わったという話が話題となっています。米国ではビーフを使った商品のみを「バーガー」と呼ぶため、今までKFCの商品は「サンド」というネーミングを貫きました。しかし、SNS上では「サンド」という名称では検索されないため、経営戦略の一つとして商品名を変更したようです。その甲斐あって、売り上げはかなり伸びたそうです。

 本校の校名も1996年に変わっていたことをご存知でしょうか。中学校が設立される前でしたから、校名は「藤沢高等学校」でした。藤沢本町駅の近くに、その当時「県立藤沢高等学校」がありました。ですから、本校を「私立藤沢高等学校」と呼んで、区別されることが多くありました。とても紛らわしいので、校名に法人名である「藤嶺学園」を冠につけたわけです。それ以来、短縮した呼び名が「藤嶺藤沢」となったのです。その後、2001年に中学校が開校し、学校改革が大きく前進していきます。

 創立100周年の記念事業の1つに、「自習室」の開設がありました。濱谷前校長の「生徒たちが落ち着いて学習できる環境を整備したい。」という思いから設置されたものです。「自習室」という名前では味気ないということで、名称を考えるように私に指示があったのです。責任重大でした。

 やはり、「ひらがな」ではなく「カタカナ」になるのが世の中の流れでした。英語科の先生方を中心に、外国人教師の意見を取り入れて決定した名称が「Tohrei Fujisawa Academic Lounge」でした。頭文字をとって、「TFAL」となったのです。調理器具メーカーに「T-fal」という会社がありますので少し抵抗がありましたが、本校の自習室は「ティーファル」で、調理器具は「ティファール」というアクセントになりますので、許容範囲と考えた次第です。

 定期試験前になると、生徒たちがこの「TFAL」に殺到します。「TFAL」という名称は受け入れ易かったようでホッとしています。私学ならではの教育環境の整備を今後も追求していかねばならないと考えます。