今回は、牛丼にまつわる話を除いた大学時代の生活をご紹介します。
貧乏学生だった私は海外留学する余裕がなく、英語サークル(E.S.S.)に所属して英会話力を伸ばすしか方法が見つかりませんでした。中高時代に英会話の授業は皆無で、ネイティブスピーカーに初めて出会えたのは大学1年の時でした。とは言え、1クラス50名もいる英会話の授業では効果は期待できず、E.S.S.の門を叩いた訳です。「Noon」と呼ばれる昼の活動で1日がスタート。日本人学生が1つの教室に集まり、英語で会話練習を繰り返します。午後の授業が終わると、学生会館に集まり部門ごとの活動が始まります。ディベートやディスカッションなど。私は、スピーチセクションでの活動に参加しました。
圧巻は、野尻湖で行われた夏合宿です。朝起きてから夜寝るまで、日本人同士が英語のみを使って生活します。外国人の姿はありません。一種の新興宗教団体のように見られても仕方のない活動風景がそこにはありました。合宿の最終日が近づくと、偉そうにしたOB、OGがやってきます。礼儀正しく接しなければ大変なことになります。まさに、体育会系文化部と言っても過言ではありませんでした。牛丼店での体験と、このE.S.S.での経験が今の自分を作り上げてくれたものと今では大変感謝をしています。
今日の学校の英語教育を見ると、羨ましい限りです。藤嶺藤沢にはネイティブの先生が4人もいます。オンラインでの英会話はまだ導入していませんが、話す機会はたくさんあります。どんなに環境が整っていても、そこに「意志」が存在しないと実績には繋がらないことを学生時代に実感してきました。
Where there is a will, there is a way. 卒業生たちにはいつもこの言葉を贈っています。
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