年賀状の受付が15日より始まりました。今年の年賀状の発行枚数は18億2000万枚だそうです。単純に計算すると、一人あたり15枚の年賀状を出すことになります。最も発行枚数が多かったのは2003年の44億5000万枚で、一人あたりに換算すると35枚になります。つまり、この20年間で2分の1以下まで落ち込んでしまったことになります。
メールやSNSの普及が年賀状発行枚数減少の最大の要因ですが、それだけではないようです。1枚63円の年賀はがきを購入して投函する煩わしさや個人情報保護の観点から送りたい相手の住所が分からないという理由などが挙げられます。このまま年賀状文化が消滅してしまうのではないかと憂いてしまいます。
お年玉つき年賀はがきが登場したのは昭和24年。「年賀状が戦前のように復活すれば、お互いの消息が分かり合える。」という思いからお年玉つきのアイデアが採用されたのです。
私は知りませんでしたが、今度のお年玉の一等は現金で30万円、電子マネーで31万円がもらえるそうです。今まで切手シートしか当たったことがありませんでしたので、商品には関心がありませんでした。「現金に勝るものはなし」との判断なのでしょう。
新年のご挨拶がメールでは趣がないし、失礼にあたると考えてしまいます。私は今年も年賀はがきをポストに投函します。ちなみに、現在の郵便ポスト(正式には郵便差出箱)は、本校の卒業生である石川弘先生(千葉大学名誉教授)のデザインが採用されているそうです。
今年度からスタートした「中学教頭ブログ」も今回で第30号を数えました。実を言うと、高校教頭の発案で仕方なく始めた企画でした。予想以上に多くの方々に読んでいただきました。自分自身のアンテナを張り巡らせて生活する意識も高まりました。ありがとうございました。年内はこれが最終号となります。みなさま、良いお年をお迎えくださいませ。
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