継承と伝承
「継承」という言葉があります。ある辞書には「前代の人の身分・仕事・財産などを受け継ぐこと」とあります。また、「伝承」は「ある集団の中で、古くからあるしきたり・信仰・風習・言い伝えなどを受け継いで後世に伝えていくこと。」となっています。
私事で恐縮ですが……私は夕食後にアイスなどを食べながら15分くらいYouTubeを視聴するのが最近の日課となっています。現在よく視聴しているのは、雨宮宏樹氏という「影武流合気体術宗家」が出ている動画です。この方、すごい武術家なのです!何しろ「1520年(永正17年)より宗家の御家に代々家伝として継承されてきた体術」を父上の伝承により継承し、そして、今の世の中で「一子相伝」は難しく、「途切れてしまっては…」という危機感から、この武術を公開・開放し、伝承者となって活動しているのです。雨宮先生出演動画で特に面白いのが、「福地勇人チャンネル」のものです。「フルコン系空手家」が雨宮先生の技術に刮目する様子は見物です。
さて、先日「体育祭」が行われました。3年ぶりの開催であり、中高別々であり、無観客でありました。そのような体育祭ではありましたが、体育祭実行委員5名と生徒会からのサポート2名の生徒たちの活躍には感心しました。彼らは、コロナ禍の影響で体育祭実行委員の仕事を先輩たちから継承することはできませんでした。しかしながら、数々のアイデアを出し、全校生徒の前で体育祭に向けて一席ぶち、できる限りの準備をし、当日は献身的に動き……とにかく大活躍したのです。そして、おそらく、見事に、後輩たちへ「体育祭実行委員会」を「伝承」したのです。すなわち、「来年の体育祭の成功は決定している!」と言えるのかもしれません。3年生よ、ありがとう!
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